身体は徐々にゆがんでいきます
原因不明の不調で悩まれている方は、
もしかすると背骨や骨盤のゆがみが原因となっているかもしれません。
身体のゆがみは見た目の問題だけでなく、肩こりや腰痛、内臓の不調をもたらすことがあります。
身体のゆがみは日常生活のくせによって起こることが多く、猫背の方、足を組む方は特に注意が必要です。
ここでは、身体がゆがむ原因やその対処法についてご紹介していきます。
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目次
身体のゆがみでよくあるお悩み
- 慢性的な肩こりに悩まされている
- 生理痛が以前より重たくなった
- いつも胃の調子が悪い
- 手先が冷えて夏場でもつらい
身体はなぜゆがむのでしょうか?
人間の祖先はもともとは他の動物と同じように四足歩行でした。
しかし、進化の過程で直立二足歩行を獲得し、自由に両手を使えるようになったことで発展を遂げてきました。
現代の私たちは意識せずとも直立で2つの足を使って歩くことができますが、実は重力に逆らう動きであり、骨や関節、筋肉に大きな負担がかかっています。
身体のゆがみについて
人間の身体は背骨を軸としてさまざまな骨で構成されており、それらを支える筋肉によって絶妙なバランスが保たれています。
本来、背骨は緩やかなS字カーブを描いており、上半身の重みを背骨全体に分散させて、筋肉への負担を軽減しています。
また、骨盤には全身を支える土台としての役割と内臓を保護する役割があります。
日常生活の悪いくせなどが原因となって筋肉のバランスが崩れると、背骨のS字カーブが失われたり骨盤が左右にずれたりして骨の位置にゆがみが生じ、本来の役割を果たせなくなることがあります。
ゆがみが起こりやすい部位
●背骨
背骨は立っているときも座っているときも上半身の重みを支え続けています。
そのため、不自然な姿勢などが続くと、徐々にダメージを受け、少しずつゆがみが生じます。
●骨盤
女性の骨盤は男性よりも筋肉量が少なく、出産のために靭帯なども柔軟にできているため、ゆがみを起こしやすいといわれています。
身体のゆがみの原因
身体の小さなゆがみは日常生活を送っていると誰にでも起こり得ます。
しかし、小さなゆがみが積み重なると、身体の不調につながるため、注意が必要です。
身体がゆがむ原因には次のようなことが挙げられます。
・片足に体重をかけて立つことが多い
・前かがみの姿勢が続く
・バッグをいつも同じ片側の肩に掛けている
・片手だけを多く使う運動をしている
いずれも、身体の一部に負担をかけてしまうことがおもな原因といえます。
身体のゆがみがもたらす症状
身体のゆがみは骨盤が傾いたり背骨が曲がったりなど見た目のバランスが悪くなるだけではありません。
骨や内臓が本来の位置からずれることでさまざまな不調につながります。
●血行不良
身体がゆがむと身体を支える機能が低下し、肩や腰周りの筋肉に大きな負担が生じます。
ゆがみにより筋肉が凝り固まると血管が狭くなるため、血行不良に陥ります。
血行不良によってさらに次のような症状がもたらされることがあります。
・肩こりや腰痛
血行が悪くなることで筋肉に溜まった疲労物質が排出されず、肩こりや腰痛がもたらされます。
・冷えやむくみ
血行不良に陥ることで末端に血液が行き渡らず、手先の冷えや足のむくみがもたらされます。
●内臓機能の低下
ゆがんだ骨によって自律神経などといった神経の通り道が圧迫されてしまうと、内臓機能の低下につながります。
例えば、肩が内巻きにゆがむと、腹部が圧迫されるため、胃が刺激され吐き気や胃もたれなどを招きます。
また、骨盤のゆがみは子宮や卵巣を圧迫することがあり、場合によってはひどい月経痛や不妊症になる場合もあります。
●見た目の変化
骨盤がゆがむと内臓の位置が下がってしまうため、おなかがポッコリと目立ってしまうことがあります。
また、左右の股関節にも影響が及ぶことで、O脚やX脚などといった脚の変形が起こる可能性が高まります。
身体のゆがみを改善するためには
小さなゆがみは誰にでも起こり得るため、必要以上に気にすることはありません。
しかし、大きなゆがみは身体の不調につながるため、早めに対処することが大切です。
【身体のゆがみのチェック方法】
鏡をみながら身体がゆがんでいるか確認してみましょう。
●背骨
・左右の肩の高さが違う
・猫背や反り腰になっている
・左右のくびれの位置に差がある
●骨盤
・重心が片足だけにかかっている
・お腹がぽっこりしている
・左右の骨盤の高さが違う
・腰に脂肪がついている
身体のゆがみの対処法
●インナーマッスルの強化
インナーマッスルとは身体の深いところに位置する「深層筋」のことを指します。
体幹には腹横筋、多裂筋、横隔膜、骨盤底筋群、股関節には深層外旋六筋などといったインナーマッスルがあり、正しい姿勢を維持するために役立っています。
この部分を強化すると正しい姿勢を保ちやすくなるため、ゆがみの改善に効果が期待できます。
インナーマッスル全体に働きかけるトレーニングには「フロントブリッジ」というものがあります。
うつ伏せの状態で寝転び、それぞれの肩の下に両肘をつき、肘とつま先だけで身体を支えます。
このとき、首筋からかかとまで一直線になるように意識しましょう。
1回30秒を1日3セット繰り返すことでインナーマッスルの強化が期待できます。
●重心を正しい位置に導く
重心が傾いてしまうと、筋肉がアンバランスな状態となりゆがみにつながります。
インソールやO脚矯正用靴、サポーターを使って、脚の重心を正しい位置へと導きましょう。
身体のゆがみの予防法
ゆがみを防ぐためには日常生活で原因となっている動作やくせを改善する必要があります。
ご自身の生活習慣を振り返り、ゆがみの原因を取り除きましょう。
●身体の片側に負担をかけない
身体の片側に負担がかかると、左右の筋肉のバランスが乱れ、ゆがみやすくなります。
ショルダーバッグを同じ肩にかけたり、片方の足に体重を乗せたり、足を組んだりするくせのある方は、両方の筋肉をバランスよく使うことを意識しましょう。
●骨盤を支える筋肉を鍛える
骨盤は骨盤底筋群や腹横筋、内転筋などによって支えられているため、骨盤のゆがみを防ぐためにはこれらの筋肉を鍛えることが大切です。
腹横筋はドローイングという腹式呼吸で鍛えることができます。
お腹に空気を溜め込むイメージで大きく限界まで吸い込み、膨らんだお腹を凹ませるように思い切り息を吐き出しましょう。
また、内転筋は両足の膝の内側をくっつけて椅子に座ることで鍛えることができます。
デスクワーク中や食事中などに意識してみましょう。
●歩き方を改善する
骨盤や脚のゆがみは歩き方に問題があることがあります。
足を擦るようにして歩く方や歩幅が小さい方は、筋肉が正しく使われず、アンバランスな状態になります。
歩くときは、かかとから着地し、かかとからつま先へと流れるように体重を移動させ、親指の根本で地面を蹴ることを意識しましょう。
また、歩幅も大きく開き、脚全体で歩くことを心がけることが大切です。
長者町ビオス整骨院
【身体のゆがみ】
に対するアプローチ方法
身体のゆがみにはさまざまな原因と色々なゆがみがあります。
当院では骨盤矯正・猫座矯正を軸に身体のゆがみを無理なく矯正します。
また、筋肉(インナーマッスル)の低下によりバランスを崩し、骨格にゆがみが生じる場合もあります。
その場合は楽トレ(EMS)で体幹の強化を目指します。
著者 Writer
- ヨコヤマ テツヤ
横山 哲也 - 一日でも多く楽しい生活が出来るよう
全力で対応します。
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