神経痛は病気ではなく症状です
勘違いされることが多いですが、
神経痛は病名ではなく、痛みやしびれなどといった
症状を総称している言葉です。
神経は全身に張り巡らされているため、
さまざまな部位で起こる可能性があります。
おもな神経痛は、
三叉神経痛や肋間神経痛、坐骨神経痛などです。
神経痛の多くは、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など病気が原因となって生じますが、
なかには原因不明の神経痛もあります。
ここでは、代表的な神経痛や原因となる病気、それらの対処法についてご紹介していきます。
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目次
神経痛でよくあるお悩み
- お尻がしびれて歩きにくい
- 腰をひねると激しい痛みに襲われる
- 歯磨きをすると顔半分がひどく痛む
- 肋骨のあたりに痛みやしびれがある
神経痛には
どんなものがあるのでしょうか?
「神経痛」という言葉は多くの方に認知されており、「ふくらはぎがしびれる」などといった症状でお悩みの方も多いかと思います。
痛みやしびれなどをもたらす「神経痛」は病名ではなく症状を表す言葉です。
神経は全身に張り巡らされているため、さまざまな部位で神経痛が起こります。
痛みが起こる場所により名前がつけられているので、今回は代表的な神経痛をご紹介します。
代表的な神経痛
●三叉(さんさ)神経痛
三叉神経は顔の感覚や口の中の感覚を脳に伝達する神経のことを指します。
三叉神経はその名の通り、脳から3つの枝に分かれており、第1枝は眼神経、第2枝は上顎神経、第3枝は下顎神経につながっています。
おもに周囲の血管が三叉神経を圧迫することによって、顔に強い痛みが起こると考えられています。
しかし、痛みの具体的なメカニズムについては解明されていません。
触ると決まって痛みが現れるトリガーゾーンがあり、顔の片側が激しく痛むことが特徴です。
●肋間神経痛
肋間神経は胸のあたりにある胸椎の中の胸髄神経から肋骨に沿っている神経のことを指します。
骨折などの外傷や椎間板ヘルニア、変形性脊椎症などの病気により肋間神経を圧迫することで、痛みが生じるといわれています。
腰を前後や左右に曲げたり、ひねったりするときに痛みが強くなる傾向にあり、肋骨に沿って痛みが現れることが特徴です。
●坐骨神経痛
坐骨神経は腰から足にかけて伸びている神経のことを指します。
坐骨神経痛はさまざまな原因によって坐骨神経が圧迫・刺激されることで現れます。
お尻や太ももの後ろ、すね、足先などにしびれや痛みが現れることが特徴です。
立っていられなくなったり、身体をかがめることが難しくなることもあります。
神経痛の代表的な原因
神経痛は、病気など明らかな原因がある「症候性神経痛」と原因不明の「特発性神経痛」に分類することができます。
特発性神経痛は原因が解明されていませんが、冷えやストレスが影響しているのではないかと考えられています。
症候性神経痛について
では、どのような病気が神経痛をもたらすのでしょうか。
●帯状疱疹
帯状疱疹は水疱瘡(みずぼうそう)のウイルスが原因となって起こる発疹です。
子どもの頃にかかった水疱瘡が、免疫力の低下とともに再び活性化し神経を通って発疹が起こります。
疲労やストレス、加齢などの免疫力の低下により発生する傾向があります。
50代以降に発生件数が多くなっています。
名前にあるように帯状に発疹が現れ、痛みやしびれが数か月間続く場合もあります。
●腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアは、腰椎にある椎間板の組織の一部が突出し、周囲の神経を圧迫する病気です。
坐骨神経痛や下肢の動かしにくさなどの症状が現れます。
特に前かがみの姿勢になると神経が圧迫されて痛みやしびれが強くなることが特徴です。
●脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症は神経の通り道である脊柱管が骨や靭帯などによって圧迫を受ける病気です。
歩行時に坐骨神経痛が現れます。
歩くと症状が悪化し、休むと和らぐ「間欠性跛行」という症状がみられます。
●手根管症候群
手根管症候群は手首にある神経の通り道である手根管が圧迫される病気です。
原因は解明されていませんが、妊娠・出産期や更年期の女性に多くみられます。
手根管の中を通る正中神経が圧迫されることで親指から薬指にかけてしびれが現れます。
神経痛の改善は
原因を見極めることから
神経痛は病気が背景に潜んでいることもあります。
そのため、まずは医療機関で原因を明らかにし、原因に応じた対処法を取ることが大切です。
原因不明の神経痛の場合は、次のような対処法を試してみましょう。
神経痛の対処法
●三叉神経痛の場合
・薬物療法
三叉神経痛は薬によって神経の伝達を抑えることで一時的に痛みを軽減できるといわれています。
・手術療法
薬を飲んでも痛みが楽にならないという場合は、三叉神経を圧迫している血管の位置をずらす手術を行う場合もあります。
●肋間神経痛の場合
・安静にする
肋間神経痛の痛みが激しい場合は、座位で前かがみの姿勢を取り、クッションなどを抱きしめて安静にしておきましょう。
肋間神経痛は身体を動かすことで神経の圧迫がひどくなるため、痛みがあるときに無理をすることは避けてください。
・身体を温める
身体を温めて血行が改善すると、硬くなった筋肉がほぐれやすくなるため、痛みが楽になることがあります。
●坐骨神経痛の場合
・運動療法
ストレッチや筋力トレーニングによって筋肉の緊張をほぐし、発痛物質の除去を促します。
また、筋力を向上させることで、日常生活における活動の改善を図ります。
・電気刺激療法
患部に電気刺激を与えることで、痛みの伝達を行う神経の働きを抑制させます。
神経痛の予防法
神経痛の多くは病気によってもたらされます。
そのため、原因となる病気を予防することが大切です。
病気に負けない身体をつくり、神経痛を未然に防ぎましょう。
●腰の筋肉を鍛える
坐骨神経痛を予防するためには、腰椎椎間板ヘルニアになりにくい身体にすることが大切です。
ストレッチや運動などで腰の筋肉を鍛え、腰椎椎間板ヘルニアをの防を目指します。
腰痛があるという方は腰への負担が少ない水中ウォーキングなど無理のない運動から少しずつ挑戦してみましょう。
●正しい姿勢を心がける
坐骨神経痛や肋間神経痛は身体のゆがみや神経が圧迫されることで起こる場合もあります。
日頃から正しい姿勢を意識し、背中や腰への負担を軽減しましょう。
立っているときの正しい姿勢は、耳、肩の中央、くるぶしを結んだ線が一直線になるような姿勢です。
顎を引き、肩の力を抜いておへそに力を入れるようにしましょう。
座っているときは、腰と太ももが直角になるように深く座り、背筋を伸ばしてお腹を引っ込めた姿勢が理想的だといわれています。
●生活習慣を整える
原因不明の神経痛は冷えやストレスなどが関与しているといわれています。
バランスの良い食事と適度な運動、十分な休息を意識し、規則正しい生活習慣を心がけ、心身にストレスを溜め込まないようにしましょう。
冷え性の方は運動や入浴で身体を温めたり、夏場、冬場も空調対策を行ったりして、身体を冷やさないように気をつけましょう。
長者町ビオス整骨院
【神経痛】に対するアプローチ方法
当院では、神経痛の症状に対して身体の動きを理学検査で原因の特定を行います。
施術では手技療法(マッサージ)を施し、痛みやしびれを軽減する目的では鍼灸やハイボルト療法がおすすめです。
姿勢が乱れていたり、腰やお尻の部分で身体を支えきれないのがそもそもの原因であることがほとんどです。
原因に応じて矯正や身体を支えるインナーマッスルトレーニングも必要です。
家も大黒柱が傾いていると不安定のように、人の身体も背骨や骨盤のインナーマッスルが弱くなると、さまざまな症状を引き起こしてしまいます。
場合によっては手術が必要になるケースもあります。
ひどい坐骨神経痛の症状を繰り返さない、悪化させないことがとても大切です。
著者 Writer
- ヨコヤマ テツヤ
横山 哲也 - 一日でも多く楽しい生活が出来るよう
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