膝の軟骨が
すり減っているかもしれません
中高年の女性に多い変形性膝関節症は、膝関節でクッションの役割を果たしていた軟骨が、何らかの原因によって徐々にすり減っていき、骨が変形する病気です。
軟骨がすり減ってしまう原因としては、加齢や肥満、運動不足などの要因が挙げられます。
一度すり減ってしまった軟骨は自然に元に戻ることはありません。
そのため、すでに発症している方は進行を緩やかにするための保存療法で対応していきます。
ここでは膝の役割や変形性膝関節症の症状、対処法について詳しくご紹介していきます。
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目次
変形性膝関節症でよくあるお悩み
- 痛みのせいで階段の昇降がしんどい
- 朝起きると膝に強ばりがある
- 慢性的な膝の痛みに悩まされている
- 膝を動かすと
「ミシミシ」という音が聞こえる
膝関節の働きとは
膝は立つ、歩く、座るなどさまざまな動作に関わっている関節です。
では、膝関節はどのような組織から構成され、どのような役割を担っているのでしょうか。
膝の構造と役割
●膝の構造
膝関節は大腿骨と頚骨、膝蓋骨の3つの骨が組み合わさって構成されている関節です。
頚骨の上に大腿骨が乗り、大腿骨の前面には膝の骨ともいわれている膝蓋骨があります。
膝関節は蝶番関節の1つで、大腿骨と頚骨の間で曲げ伸ばしを行うことができます。
また、膝蓋骨は膝を伸ばす際の筋肉の収縮を頚骨に伝達する働きがあります。
そしてこれらは骨と骨をつなぐ靭帯や骨同士の間でクッションの役割を果たす軟骨、半月板によって支えられています。
●膝の役割
膝関節は歩いたり、立ったり、走ったりなどさまざまな運動を行うときに使われる関節で、歩くという動作だけでも体重のおよそ2倍の重さを支えているといわれています。
また、膝関節は身体に受けた衝撃を吸収するクッションのような役割も果たしています。
最大で150度曲がり日常生活では歩くときに約60度、かがむときに約120度曲がり、滑らかな運動をサポートしています。
変形性膝関節症とは
変形性膝関節症は軟骨がすり減り、関節の骨と骨のすき間が狭くなって内側の骨が露出したり、骨のへりにトゲのような突起物ができたり、骨が変形すると膝に痛みを感じる病気です。
中高年の女性に多く発症する傾向があります。
変形性膝関節症の原因
変形性膝関節症は複数の要因が関与していると考えられてます。
●加齢
加齢に伴い、軟骨に栄養を供給しているヒアルロン酸が次第に減少していくことで、軟骨が傷つきやすくなるといわれています。
●肥満
体重が重い方ほど膝に負担がかかりやすく、軟骨を傷つけてしまう可能性が高いといえます。
●運動不足
運動不足で下肢の筋力が衰えてしまうと、膝関節に大きな負担がかかります。
すると膝に伝わった衝撃をうまく分散することができず、軟骨が傷つきやすくなってしまいます。
●女性ホルモン
変形性膝関節症は中高年の女性に多く発症することが分かっています。
そのため、閉経などによる女性ホルモンのバランスの変化が影響を与えているのではないかと考えられてます。
膝関節症の症状
変形性膝関節症は次第に症状が重くなっていく進行性の病気で3つの段階に分類することができます。
●初期症状
軟骨がすり減り、関節の隙間が狭くなることで膝に強ばりが現れます。
また、鈍い痛みを感じることもありますが、しばらく膝を休めていると治まるため、それほど気にならないことが多いようです。
症状が進行すると、階段の昇降や正座など膝関節を大きく動かした時に痛みを感じるようになります。
●中期症状
中期症状では、さらに軟骨がすり減り、骨棘(トゲのような突起物)が周囲を刺激するため、膝の痛みが慢性的になります。
特に深く前かがみになる姿勢などが痛みにより困難になります。
また、膝の炎症も悪化するため、腫れや熱感も伴います。
さらに関節の摩擦が大きくなるため、膝を動かすときしむような音を立て、外見的に膝の変形も目立ち始めます。
●末期症状
軟骨の多くが失われてしまい、骨同士が直接ぶつかることで激しい痛みが生じます。
少しでも膝関節を動かすと痛みが現れるため、日常生活にも支障が生じます。
変形性膝関節症の
進行を食い止めるには
変形性膝関節症は時間が経つにつれて症状が進行していく病気です。
一度すり減った軟骨は再生することができないため、これ以上症状が悪化しないよう保存療法を行うことが一般的です。
しかし、症状が重い場合には手術となることもあります。
変形性膝関節症の対処法
●保存療法
・装具療法
装具療法では、日常生活で膝にかかる負担を軽減し、関節の安定化を図ります。
足底装具やサポーター、杖などを使うことが多くなります。
・運動療法
運動療法では、膝関節周辺の筋力を強化し、膝関節への負担の軽減を図ります。
脚上げ体操がおもな運動療法として挙げられます。
脚上げ体操の方法は次の通りです。
・仰向けになり、片方の膝を立てます。
・もう片方の膝をまっすぐ伸ばし、つま先を上に向けます。
・伸ばした脚を床から10cmほど上げ、5秒間その状態をキープします。
この体操を反対側も同様に行います。
●手術療法
保存療法でも対処が難しい場合には、手術という選択肢もあります。
軟骨片を取り除く手術や頚の骨の一部を切る手術、人工膝関節に置き換える手術などが挙げられます。
変形性膝関節症の予防法
変形性膝関節症の予防には適度な運動が大切だといわれています。
無理のない範囲で身体を動かし、筋力を維持していきましょう。
●筋力の強化
年齢を重ねるにつれて健康な方でも筋肉が少しずつ萎縮していきます。
これまでのような日常生活を続けていると、どんどん筋力が低下していくため、少しずつ運動量を増やし、筋肉量を維持することが大切です。
いきなり激しい運動を始めてしまうと、膝に大きな負担がかかってしまいます。
普段から運動不足だという方は散歩からはじめ、徐々に筋力を強化していきましょう。
●正しい歩き方を心がける
間違った歩き方を続けてしまうと、変形性膝関節症の症状の悪化につながります。
膝への負担を軽減する歩き方のポイントは次の通りです。
・背筋を伸ばしておへそに力を入れる
・顎を引いて視線は5mほど先に向ける
・かかとから着地し、つま先で地面を蹴る
・足の動きに合わせて腕を軽く振る
これらの点を意識してウォーキングを楽しみましょう。
長者町ビオス整骨院
【変形性膝関節症】
に対するアプローチ方法
症状の進行具合によっても施術内容は変わってきますが、当院ではまず痛みを軽減していく施術を施します。
手技療法(マッサージ)で、膝まわりの硬くなった筋肉の緊張をゆるめて、循環を改善して、炎症の軽減を目指します。
この際にハイボルト療法や超音波機器などを併用すると痛みの軽減に効果的です。
また鍼灸も炎症が引きやすく、回復効果が高いのでおすすめです。
その他、テーピングやサポーターで膝にかかる負担を減らすのも効果的です。
痛みが落ち着いてきてからは、膝の動きを出すためにストレッチを加え、膝の関節の動きを良くします。
変形性膝関節症の痛みを繰り返さないためにも、筋力をつける必要があります。
自宅でもできる太ももやふくらはぎの筋力トレーニングの指導や、骨盤まわりの筋力トレーニングには複合高周波EMSを使ったトレーニングもおすすめです。
著者 Writer
- ヨコヤマ テツヤ
横山 哲也 - 一日でも多く楽しい生活が出来るよう
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長者町ビオス整骨院
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