腰の痛みに悩まされていませんか?
すべり症は身体の柱ともいえる脊柱にみられる病気です。
脊柱を構成する椎骨がずれてしまうことによって、痛みやしびれなどの症状が起こるといわれています。
すべり症は、分離すべり症と変性すべり症の2種類があり、分離すべり症はスポーツをする方に多く、若年者でも発症する方が多い症状です。
一方、変性すべり症は中高年の女性に多くみられ、加齢に伴う組織の変性がおもな原因だと考えられています。
ここでは、すべり症の種類や症状、対処法について詳しくご紹介していきます。
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目次
すべり症でよくあるお悩み
- 腰全体に痛みを感じる
- 足がしびれて思うように動けない
- 腰を反らせたときに激しく痛む
- 立ったり歩いたりすると
腰や足が痛み出す
すべり症という
病気を知っていますか?
腰の痛みの原因として挙げられる「すべり症」
すべり症とは、脊柱を構成する椎骨という骨がずれてしまった状態のことをいいます。
中高年だけでなく、若年者でも発症する可能性がある病気です。
すべり症とは
すべり症とは、背骨(脊柱)にある椎骨という骨の一部が何らかの原因によってずれてしまう状態を指します。
この脊柱は椎骨が積み木のように骨が積み重なって構成されており、身体を支える役割を果たすとともに、脊髄などの神経を保護する役割も担っています。
椎骨は下に行くにつれて大きくなっていき、腰椎の椎骨は頚椎の椎骨のおよそ3倍の大きさをしています。
骨のずれは負荷がかかりやすい腰椎で生じることが多く、痛みだけでなくさまざまな症状をもたらします。
すべり症の種類
すべり症には、前にずれる「前方すべり」と骨が後ろ側へずれる「後方すべり」があります。
しかし、多くのすべり症は前方すべりだといわれています。
すべり症はその原因によって、分離すべり症と変性すべり症に分類することができます。
●分離すべり症
椎骨は、「椎体」という前方の円柱状部分とその後ろから出ているアーチ状の「椎弓」から構成されています。
分離すべり症は椎体と椎弓が分離してしまう状態のことを指します。
●変性すべり症
変性すべり症は椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たしている椎間板や靭帯などの組織が変性したことで椎骨がずれてしまった状態のことを指します。
すべり症の症状
すべり症は骨がずれてしまうだけではありません。
ずれた椎骨が神経を圧迫することでさまざまな症状が現れることがあります。
一度ずれてしまった椎骨は元の位置に自然に戻ることは少ないため、放置してしまうと進行し、症状が悪化してしまうことが多いです。
分離すべり症、変形すべり症それぞれに現れやすい症状は次のようなことが挙げられます。
●分離すべり症
分離すべり症は腰痛や下肢の痛み、しびれが現れるといわれており、痛みは腰椎を後ろに反らせたときに強くなる傾向があります。
これらの症状は、神経根が圧迫されているために起こると考えられています。
●変性すべり症
変性すべり症は、腰痛が比較的少ないことが特徴として挙げられます。
立ったり歩いたりすることでお尻や太ももに痛みが現れますが、少し休むことで緩和する傾向があります。
変性すべり症の症状は、腰椎がずれることによって神経の通り道である脊柱管が狭くなり、馬尾神経や神経根が圧迫されることで生じると考えられています。
すべり症の原因
●スポーツ
分離すべり症は、ジャンプや腰の回旋運動などをきっかけに、腰椎の後方部分に疲労骨折が起こることで生じるといわれています。
部活動に励む思春期に多い症状として知られており、脊椎の傾斜が大きいために負担がかかりやすく、第5腰椎にずれが生じることが多い傾向があります。
●女性ホルモン
すべり症は中高年の女性に多くみられる傾向にあることから、女性ホルモンの分泌が関与しているのではないかと考えられています。
すべり症へのアプローチ方法
●保存療法
・牽引療法
腰を縦方向に引っ張ることで、神経を圧迫している骨にアプローチします。
・電気療法
電気療法によって患部に刺激を与えることで痛みやしびれの改善を図ります。
●外科的手術
保存療法でも改善が見込めない場合、腰椎後方除圧術や脊椎固定術などの手術が必要となることもあります。
一度ずれてしまった腰椎は元の状態に戻る可能性は低いため、悪化する前に予防することが大切です。
すべり症の注意点
すべり症の疑いがある方は、激しい運動を控えるようにしましょう。
特に分離すべり症は第5腰椎に繰り返し負荷がかかることで発生することが多いため、スポーツなどで同じ動きを繰り返す方は注意が必要です。
また、突発的な動作も腰を痛める可能性を高めます。
朝起きるときは、すぐに身体を起こすのではなく、背中を丸めてから動き出すようにしましょう。
日常生活で行える
すべり症の対処法・予防法
すべり症の対処法
●コルセットを装着する
すべり症は脊柱への負担を軽減し、神経の圧迫を改善することが大切になります。
コルセットなどを装着し、腰をサポートすることで脊柱への負担の軽減につながり症状の緩和が期待できます。
●温める
患部を蒸しタオルなどで温めることで血行が促進され、痛みの緩和効果が期待できます。
すべり症の予防法
●正しい姿勢を維持する
すべり症を予防するためには、腰部への負担を軽減することが大切です。
猫背や反り腰などの悪い姿勢は腰の一部分に負担がかかりやすいため、避けることをおすすめします。
正しい姿勢は、脊柱が緩やかなS字を描いている状態です。
顎を軽く引いて背筋を伸ばし、お腹に力を入れることを意識しましょう。
●腰を支える筋肉を鍛える
腰は腹筋と背筋によって支えられています。
この2つの筋肉を鍛えることで、脊柱に無理な力が加わりにくくなります。
腹筋と背筋の鍛え方は次の通りです。
・腹筋の鍛え方
うつ伏せになり、肩の真下に肘を縦に置きます。
そして、身体を浮かし、肘とつま先のみで身体を支えます。
このとき、頭から足先までが一直線になることを意識します。
この状態を30秒程度キープします。
1日3セットを目安に行いましょう。
・背筋の鍛え方
うつ伏せに寝て、下腹部に枕を挟みます。
手は「気をつけ」の状態にし、顎を引いて上半身をゆっくりと起こしていきます。
10cm程度起き上がったら、5秒間その状態をキープします。
このトレーニングも1日3セットを目安に行いましょう。
長者町ビオス整骨院
【すべり症】に対するアプローチ方法
当院では、すべり症の疑いがある方に対して姿勢検査や筋力検査を行い、症状の軽減だけではなく再発の防止も努めています。
姿勢評価を行い、患部や患部以外にも負担のかかりやすい部位を判断し、全身のバランスを整える施術を行っています。
必要に応じて骨格矯正を行い、腰に掛かる負担の軽減を目指します。
また、インナーマッスルの強化を行うことで、背骨が安定して症状が軽減し、再発の防止につながります。
すべり症は手技療法(マッサージ)、電気療法、骨格矯正、筋力検査、姿勢検査などを行うとともに、長期的なケアも必要な症状です。
著者 Writer
- ヨコヤマ テツヤ
横山 哲也 - 一日でも多く楽しい生活が出来るよう
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